ブラウン系の落ち着いた色合いでまとめられたS邸は、所々に木の風合いを生かしたインテリアが印象的な住まい。リビング・ダイニングは、天井や壁に無垢材を張って、心和む家族の時間を演出します。また、キッチンを独立した位置に設計することで、リビング周りは生活感を感じない空間に。家族でくつろぐときも、来客の際も、気持ちよく過ごせます。このS邸で大きな役割を果たしているのが、ダイニング脇に据えられた箱型の収納。本来の収納としての役割はもちろん、リビングから水まわりへの目隠しとしても、デザイン的なアクセントとしても活躍します。「一番こだわったのがリビング。やっぱり落ち着きますね」(ご主人)。
家族構成:夫婦+子ども1人
竣工:2010年9月 構造:木造軸組工法
延床面積:171.00㎡(51.66坪)
1F104.34m(31.52坪) 2F 66.66㎡(20.14坪)
木の質感と落ち着いた色合いが心を和ませる。ダイニング脇に設けられた箱型の収納には、裏にある水まわりを隠す間仕切りとしての役割も。
キッチンはリビング・ダイニングと建具で仕切れる独立型。
階段室から光が注ぐ玄関ホール。写真右の地窓の向こうはガレージに繋がる。
木のラインを生かした手洗いカウンターのあるトイレ。陶器のボウルで和の情緒を演出した。
リビングから繋がる和室は、木目の美しさをデザインに取り入れたふすまが印象的。
スリット窓やルーバーで、階段室に光を届ける工夫が施されている。階段室を通った光は階下の玄関ホールを照らす。
大きく翼を広げたようなデザインが印象的な外観。ガレージを外観デザインに取り込んで、機能性と美観を両立した。